ひな人形の飾り方


 ひな人形の飾り方は日本の東西で違う。
 関東、特に東京ではひな壇に向かい左側が男雛、右側が女雛になって居ますが関西、特に京都では右が男雛で左が女雛になって居ます、
 これは昔の習慣で右側が上、たとえば御所での位の順位では右大臣そして左大臣となります、要は右側が上位なのです、関東風の並べ方は昭和天皇が即位の際に向かって左側に天皇が右側に皇后が並ばれたことにより始まったと云われます。
 段飾りは内裏様下段に三人官女(宮廷女官)、向かって長柄銚子、三方、加銚子の順です、その下の段は五人囃子、向かって右から謡い、笛、小鼓、大皮鼓、太鼓の左から音の大きい楽器を並べると覚えやすいと思います。
 〇 そして飾りつける時の注意点
 お雛様には湿気は大敵です、乾燥しすぎも良くありませんが、エヤコンの風を直接当てないように気を付けてください。
 又、お雛様を早く仕舞わなければ婚期が遅れるなどの話が有りますが、これ迷信と云うより戯れ言です、昔は縁談の節、聞き合わせと云う習慣が有り、女性の住む家の近所に女性や家の様子を調べました、その節、あの家は節句と云う季節の節目も守らず、いつまでもお雛さんが出ているだらしのない家と評され、縁談が壊れました。(季節の節目の意味から3月中旬までに片付けます。)


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旬の味、イカナゴのふるせ


瀬戸内の春を風物詩にもたとえられるいかなご。

 いかなごのくぎ煮の季節も終わりましたが、こちら地元では夏に向かうこの季節に水揚げされる魚の一つとして、漁師さんにも一目置かれる魚に「いかなごのフルセ」が有ります。

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 いかなごの寿命は5年ほどだそうですが、「いかなご」は約3年で成長が止り、大きく一番油のりがします、この「いかなご」親魚がフルセ、他、こうなご(小女子)とも呼ばれます。

 

 いかなごは海底の砂の有る海域に限り生まれます、生まれてから小魚ゆえに、常に他の魚の餌として追われ生きてきます。「いかなごのフルセ」は長さ約9cmから10cm、太さは1センチ以下です。

 この「いかなごのフルセ」は地元では少し生の物も出回りますが、大体は釜揚げに状態での販売が主になって居ます。

 新しい生の魚体のピンとしたもや釜揚げをアミの上で素焼きにしたり、垂れを付けて焼く、から揚げ、竜田揚げ、天婦羅などで、ショウガ醤油、酢味噌などで食す、また、垂れの付け焼きをお寿司の芯にするのも美味しいですよー。

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伝統菓子・金沢の金華糖(金花糖)


伝統菓子・金沢の金華糖(金花糖)

金沢市では今でも婚礼やひな祭りの時に出される事が多いと云われる祝い菓子です。

        
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加賀藩では十三代藩主斉泰(1811〜1884)の時代に始められたと伝わって居ます。利家が天正3年に越前府中の大名になり、その後高山右近を迎えるなど諸国の武士を抱えたため、他地方の文化風習が加賀に入ってきました。金華糖は長崎に南蛮人が持ち込んだ貴重な砂糖を用いて作られました。長崎から伝わった砂糖文化は九州より上方を経て江戸へと伝わり、その文化は諸国大名を通じて各地に伝わり、その地その地の文化と交わり、色々な風習となりました。
金沢を中心とした地域は武家文化とのかかわりで鮮やかで大ぶりなのが好まれます。金華糖は、おめでたいお祝い席に使われて来ました、今も桃の節句時にお雛様のお供えものとして盛んに使われています。
只今の金沢では、鯛、野菜、果物、だるま、招き猫、恵比寿様などの金華糖が有ります。

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金華糖(金花糖)は昔は各地に伝わり、その土地の風土、風習の中で色々な形に変化して居ましたが、現在では金沢、唐津、江戸、新潟の分水町に残っているだけです。

○ 江戸(東京)では1店で販売をしていますが職人はが居りませんので金沢に発注しているそうです。
○ 新潟・分水町では、色々の形が有りますが、特に2月25日の天神講に菅原道真公を模した人形の金華糖が出回るそうです。

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節分2月3日  2013年 恵方は南南東


節分と云えば豆まきと恵方巻き(すし)、恵方巻きを丸かじり…エート「恵方はどっち」なのでは…?

◎2013年の恵方は南南東ですよー

節分とは…「節分」とは本来、季節の変わり目、立春、立夏、立秋、立冬の前日を言います、立春が一年の初めの節句と考えられることから「節分」と云えば春の節分を指すものとなりました。

なぜ豆をまくのか…?
豆まきは年男(その年の千支に当たる人)か一家の主人が炒った大豆を蒔き、家族は自分の歳の数だけ食べるとその年、病気にならず長生きすると云われています。
日本では昔から、穀物や果実には「邪気を払う霊力」が有ると考えられて居て、豆を蒔く事により豆の霊力で邪気を払うと云われている。

イワシの頭とヒイラギを戸口になぜ挿すのか…?
焼いたイワシの悪臭とヒイラギの葉の棘で鬼を家に入らないように追い払うと云う魔除けの風習

なぜ巻き寿司を食べるのか…?
巻き寿司の丸かじりは元々は大坂の旦那衆の節分の遊びとして有り、大阪海苔問屋協同組合が販売促進のため宣伝イベントをしたのが始まりで、コンビニなどを通して全行的に広がって行きました。
商売繁盛、無病息災を願い七福神にちなみ、カンピョウ、キューり、椎茸、出し巻き、ウナギ、でんぶ、高野の七種類の具を入れるようです。
巻き寿司はよい事を巻きこむと云う事、太いまき寿司をラッパの様に恵方に向かって私語を交えず丸こと食べると一年間、良い事があるそうで、縁を切らないために包丁を入れずという意味が有ります。

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節分・豆蒔き・イワシ・柊


「節分」は季節の分かれ目、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日を指す、要は節の境目で有る。特に「立春」が1年の初めに当たるため次第に「節分」というと春の節分を指すことに、立春を新年とすれば節分は大晦日、そのため前年の邪気を祓うと云う意味で、追儺(ついな)という式を行いました、追儺とは悪鬼、疫病を追い祓う行事で平安時代、陰陽師により宮中で大晦日の日に行われました。又節分に「豆まき」の行事は中国から伝わった行事。

節分では何故まめを蒔くのか…?。
 使用する豆は、御祓いを行った豆(炒り豆)です、北海道、東北北陸、南九州では落花生を撒く(大豆より回収がし易く、殻ごと撒くため地面に落ちても食べられる利点が有る)豆まきは年男(その年の千支を持つ生まれの人)又、節分では一家の主人が炒った大豆を撒き、家族は自分に歳の数だけ豆を食べるとその年は、無病息災に過ごせると云われています。豆はなぜまくのでしょうか…?、風水や家相で良く使われる東洋占星術で北東に当たる方位が鬼門とされています。鬼門の方角は十二支では丑と寅の方角に当たり丑は12月、寅は1月を指します。
 丁度12月、1月にかけて季節の変わり節目に「鬼門」が有るのです。鬼門は鬼が出入りする方角で此の邪気を祓うことで無事に新年を迎えられると考えられ鬼を追い払う為に豆を蒔きます。

節分とイワシ
 お主に西日本での習慣で、節分にイワシを食べるそうで「節分イワシ」と呼ばれます。この「節分イワシ」の頭を邪気を払うために門口に柊の枝に刺したり、戸口に下げる習慣に由来する。
塩イワシを焼く時のもうもうとした煙で臭くなった家に鬼も寄り付かなく、悪い霊が迷い込むのを防げると云われています。そして柊の枝は、柊の歯の棘が鬼の目を刺すので門から鬼が入れないと云われます。

此の柊・イワシは来年の節分まで玄関わきに刺して置くもので(鬼除け)、昨年の柊・イワシは今年のトンど注連縄などと一緒に燃やします。
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小正月・(女正月)・左義長(トンド焚き)


小正月(女正月)

正月は年に2回あります…???。

正月は大正月1月1日に対して14日の日没から15日の日没までをまでを小正月云います。昔の日本では満月から次の満月までを1か月とし、目出度い事の象徴が満月で、新しい年の初めての満月を「正月」としました。これが小正月の起源です。
お正月気分がやっと落ち着いた15日が小正月と云われ、地域によっては女正月と云われました、1月1日は家の正月(男正月)で客の接待などで家事の忙しかった女性をねぎらう日でありました、この日は家事から解放された女性たちが集い男性抜きの酒宴を開いたり、ぜんざいなどを頂き、話に花を咲かせました。

左義長(とんど焚き)

左義長の由来

左義長
は元来、新年に訪れになった神様を15日未明にお送りするための火祭りで地方によって左義長又はとんどと云われますす。この火祭り旧正月を中心に14日夜から15日早朝に正月の門松、しめ縄飾りや書き染めを集めて焚く行事、新年1年の無病息災を祈ります。元は中国から来た行事、漢の時代の正月行事として行われた爆竹が元と云われます。

左義長は長い竹を3本(4本)を△に組み立てて藁を編んだ綱手巻き上げる、その胴の空間にしめ縄、書き初めを入れて焚き上げる、書初めは焚いた時の高く舞が上がるほど書が上達すると云われます。又、残りの灰や炭は魔よけのお守りとして持ち帰りました。

左義長と云われる行事は、地方によって色々な思いが有る様で、昔、神戸の西の漁師町では漁場争いで、2つの左義長激しく戦い、勝った方が漁場を先に選べる権利を得たと云われています。
私の生まれた田舎では、とんど と云われて居ました。このとんどで焼いたお餅が無事息災餅で回りの人達と分けて食べました。

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藪入り = 1月16日 ・7月16日


藪入りとは…。

藪入りとは…、本来は嫁に行った嫁が実家に帰る日でした、実家でも嫁が実家に帰るため親子(母娘)水入らずの時を過ごすことが出来ました。この習慣が江戸時代になって、お屋敷奉公人、商家の奉公人などに広がって行き、藪入りの日になると、主人からお仕着せにの着物や履物、小遣いにお土産を持たされて実家に帰りました、嫁入りした嫁や奉公人にとっては実家に遠慮、気がねをせずに帰れるこの藪入りは指折り待つ何よりの日でした。この藪入りは旧暦の7月16日(後の藪入り)にもありました。

第二次世界大戦後、労働基準法が施行されて労働スタイルが変わり、日曜が休日になったため奉公人の藪入りはすたれ、正月休み、盆休みへと変化をしています、只今では、正月、盆の帰省ととして形態が残って居ます。

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初正月飾り 破魔弓・羽子板


赤ちゃんが生まれての初のお正月にお母さんの御里より届けられるお祝いの品、破魔弓、羽子板…

破魔弓(はまゆみ)は、お正月の縁起ものとして神社、寺院から授与される弓である。他に家屋の新築の棟上げにも…、そして新生児の初節句(正月)に贈る習慣が有ります。

破魔弓= 邪気を祓い、災厄を内破る。

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男の子が生まれたら実家から贈られる破魔弓飾り 

破魔弓は邪気、邪意、邪道、邪心等の妖気をを弓を射て破り、浄化するために用いる物で飾り方としては、本来その時々の強方向や逢魔の方向に先を向けて飾る。
 
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       女の子が生まれたら実家から贈られる羽子板

羽子板(はごいた)

羽子板の歴史は七世紀頃から宮中で行われた「毬板(ぎっちょう)遊び」が起源と云われます。これは先がヘラのような形をした枝(毬技)で毬を打あう遊びです、これがいたに変化したのが羽子板です。
又、羽根つきは、羽根が飛ぶ様にトンボに似ていることから蚊が病気を仲介することが解っていた昔の人々が、羽根をトンボに見立てて子供が蚊に刺されないようにと厄除け、魔よけのおまじない として正月に羽根つきをしました。昔々から末永く子供の無事を願う親心が込められています。

                   
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おせちの料理の意味(由緒)


おせとの料理のそれぞれの意味(由緒)

おせち料理の基本は、祝い肴三種(三つ肴・口取り)、煮しめ、酢の物、焼き物です。

三つ肴の内容は 関東 = 黒豆、数の子、ごまめ(田作り)の3種
        関西 = 黒豆、数の子、タタキ牛蒡の3種で地方によって違いが有る。
       (関西では三が日の間はしを付けない尾頭付きの焼き鯛(にらみ鯛)を一の
        重に入れるところもあります)
おせちはそれぞれの料理は日持ちがするように味を濃くしてある、これは歳神を迎え、神と共に食事をする正月の火を聖なるものとして神と共に食する雑煮以外の煮炊きを避けるため。そして、正月料理の煮炊きは家の主人(男性)が行う(女性が穢れが有るため)所もありますが、これは 何時も家事で忙しい女性を食事仕事から解放するためとも言われます。 

〇 お料理の由緒

祝い肴(口取り)  
 
黒豆 = 黒は道教で魔よけの色、又、黒豆は豆に動け、マメ(達者)に無事息災と
      子孫繁栄
 数の子 = 卵が多く、ニシン「二親」に通じ、五穀豊穣、子孫繁栄
 田作り = 片口イワシを肥料、「ごまめ」は「五万米」で五穀豊穣
 タタキ牛蒡 = 瑞鳥(豊年の象徴)豊作と息災、牛蒡は地中深く根を張るため
 紅白かまぼこ = 形状が日の出の形、紅は魔よけ、白は清浄、紅白は縁起が良い
 伊達巻 = 「伊達」は華やか派手さを表す、巻物(書物)から文化、学問、教養
       を願う縁起物
 勝栗(栗きんとん) = 勝くり戦いに勝つ、「金団」は金色の団子と云う意味、
             金銀財宝で金運を願う
 お多福 = 福を多くと願う

焼き肴 
 
 鰤の焼き物 = 出世を祈願、成長により名が三度変わる出世魚にあやかる
 鯛の焼き物 = 元は神饌品、「めでたい」の語呂あわせ
 海老の焼き物 = 長寿を祈願の縁起物(ひげが長く腰が曲る)、海老は脱皮を繰
          り返す事から生命の更新を意味する
 鰻の焼き物 = 最近の趣向、ウナギ登り、出世祈願

酢の物

 紅白なます = 人参、大根でお祝いの水引をかたどる 
 ちょろぎ = 植物の根をシソ酢で染「長老喜」の字を当て長寿を願う
 酢レンコン = 穴が多い蓮根は将来の見通し聞く縁起もの

煮物
 
 
 昆布巻き = 「喜ぶ」のごろ合わせ、又、「昆布」に「子生」の字を当て子孫繁栄
        伊達巻と同様巻物状から文化・学問を象徴する
 陣傘椎茸 = 椎茸の傘を陣傘に見立てた武家社会の名残(陣傘は多い方が良いので)
 楯豆腐(豆腐) = 椎茸同様武家社会の名残
 手綱こんにゃく = こんにゃくを手綱にに建てたもの、武家社会の名残 

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おせち 一の重 二の重 三の重 詰め方


お正月料理、おせちのお重の詰め方

お正月料理にはそのお料理が入っているお重に意味が有り、お重とは重ねて使うからお重と云います。

おせち料理は正式には四段重、五段重が正しいと云われていますが、最近では食べきれない事もあり、二段重、三段重が主になつて来ました。(部屋の気密性が高まり、お料理が痛みやすく、また、冷蔵庫活用も有り)

三段重の場合は…
 ・ 一の重 = 【祝い肴・口取り】一の重に詰める料理は奇数が基本偶数になるような
                  場合は、葉物で調整する。
 ・ 二の重 = 【酢の物・焼き物】一の重に入りきらない物も可。
 ・ 三の重 = 【煮物】

五段重の場合は…
 ・ 一の重 = 【お祝い肴】
 ・ 二の重 = 【酢の物・口取り】
 ・ 三の重 = 【焼き物】
 ・ 四の重 = 【煮物】
 ・ 五の重 = 【控え重(他の重の空きなどでの詰め替え用】

葉物とは = 松葉、ゆずり葉、裏白、南天、笹などを言います。

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